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本好きkotaの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごま
8
はーこういうお話だったのか。淡々ひょうひょうと、良い意味で丁寧ではないタッチで人物の複雑な感情を読み取らせる。余白も背景も間も、本当に上手いんだよなぁ。わっちゃんはもうふうりんのように揺れたりしないで、あの銅鍾のようにどっしりと生きていけるんだろう。2人のその後の安泰を表していると受け取った。時折見られるユーモラスさと、八衛やその妻の一歩引いた独白とのバランスも良い。脇キャラも良い塩梅。上手いなぁサメさん、やっぱり好きだ。2016/04/17
gelatin
8
★★★★ じわっと良い話だ。昼メロみたいな設定なのに、サメマチオにかかるとどこかユーモラスで芯のあるドラマになる。けっこうな重荷を抱えつつ、でも彼らは諦めない。それぞれが変なところで図太さを見せてくれて最後大団円。この「丈夫さ」がサメマチオの魅力かも。2014/12/13
sin
4
じわっと良い。義兄弟の関係と葛藤。兄夫婦の関係。そしてわっちゃんと稲造、わっちゃんと八衛の関係とそれぞれの思い。義兄八衛が良いんだ。タイトルのふうりん・・なるほどね。2015/09/25
kuu
2
もっと自由に生きられる(はず)の現代でよかった。とはいえ、八衛と稲造の関係は、胸にくるものがある。2015/01/02
mino8
2
変わりゆく大正時代の三角、四角、五角の恋愛ドラマ。1巻ものながら初長編?! 本来なら商家の跡取りだったのが、片足を失くしたために家で文章を生業にしている優男と、妾の子ながら跡取りの義兄が連れてきた素性の知れない女と、軒を連ねた母屋と離れで暮らすうち心が動き、女もまた……というストーリー。最初は謎ばかり。それぞれの事情がのちに明らかとなる展開で、抱えているものが敵役の義兄にしても切なかったりする。抒情と熱風のブンガク作品です。2014/12/03
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