出版社内容情報
ぼくとくろは、いつもいっしょ。ねるときも、あそぶときも。自転車にのって、少しはなれたところにも行く。
あるとき急に、くろが走りだした。線路をこえて、道路をこえて、畑をこえて…… どこに行くの?
すこしとおくへ、少年と犬の世界がひろがった日のできごとを、優しいまなざしで描く美しい絵本。
著者等紹介
おおちくにひろ[オオチクニヒロ]
本名、大池國博。終戦の年の4月、疎開先の水沼(桐生市)で生まれ神田に戻りニコライ堂の鐘を聴いて育つ。妻の明代とともにトライギャラリーおちゃのみずを営み、陶芸など多くの作家の作品を展示する。きくちちきも、絵本作家としてデビューする前の2010年に個展「ふうせん」を開催するなど、たびたび作品を発表している。2016年には、大池が考えた物語に、きくちが絵を描いた、個展「自転車にのって」を開催
きくちちき[キクチチキ]
1975年北海道生まれ。絵本作家。2012年「しろねこくろねこ」(Gakken)でデビュー。同作が2013年ブラチスラバ世界絵本原画展、金のりんご賞を受賞。2019年「もみじのてがみ」(小峰書店)が同展、金牌を受賞。2020年「しろとくろ」(講談社)が産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
18
新着棚で。きくちちきさんに惹かれて。仲良しの犬の「くろ」と「ぼく」。どこでも、一緒。ある日、くろが急に走り出し、かあちゃんに行ってはいけないと言われている大きな木の向こうへ。追いかけるぼくは、ドキドキハラハラしながら、まだ見ぬ世界へ! 夕暮れの帰り道、どんどん暗くなる道、不安が続く中、最後に……! きくちさんのダイナミックな絵が、ぼくの気持ちを鮮やかに描き出す。2023/11/07
mntmt
9
トンネル怖いね、よくがんばった2023/12/24
らんどるる
5
図書館本。行きはよいよい、帰りは…遅くなって、心細くなって、お母さんに抱きしめられて、最後はお風呂でほっこり。僕にとってはすごい冒険。(3分)2024/01/19
たんたん
3
大池さんときくちさんのおはなしと絵のバランスがすごくいいな、と思ったら、個展の展示を元ネタとして再構成された絵本らしい。 少年と犬とのちょっとした冒険の物語なんだが、なんとなく芥川の「トロッコ」(読後感は異なる)を思い出した。 (作者の略歴では疎開先でうまれた、とあり。 とうちゃんのふねは無事もどってこられたのだろうか……)2024/04/30
みやちゃん
3
やっぱり、すてき 表情や、背中からいろんな感情があふれている!2024/02/01
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