出版社内容情報
お話上手なイソップねずみが語り手となって、イソップ寓話を物語るシリーズ。第二弾は「ライオンとねずみ」です。ねずみがライオンを助けるお話に、聞いていた子ねずみたちは「やったぁ」と大喜び。その中でいちばん小さいねずみが「ライオンはありがとうっていったかな」と自信なさげにつぶやきます。するとお兄さんたちが自信を持って答えます。「もちろんだよ!」「そうやってともだちになるんだよ!」。誰かの力になれる喜びとすこやかな友情が心を打つ、傑作絵本の誕生です。
内容説明
ねずみがライオンを助けるお話に、聞いていた子ねずみたちは「やったぁ」と大喜び。その中でいちばん小さい子が「ライオンはありがとうっていったかな?」とつぶやきました。するとお兄さんたちが胸をはってこたえます…名作寓話の新しい絵本。
著者等紹介
しもかわらゆみ[シモカワラユミ]
東京都生まれ。2001年より講談社フェーマススクールズ(KFS)の通信講座にてイラストレーションを、同講座修了後はKFS直営教室で動物細密画(ワイルドライフアート)を学ぶ。2013年、同スクールが主催した「第7回KFS絵本グランプリ」にてグランプリを受賞。『ほしをさがしに』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
16
〝小さい鼠が、繁みの中を通り抜けようとして、眠っているライオンの上に、うっかり駆け上がってしまいました。「失礼な奴め❢ おまえなんか、ペロリと食べてやる❢」...「ごめんなさい、ライオンさん。どうか許して。ボク、いつかきっと、あなたを助けるから」・・・〟小さな鼠が、ライオンの命の恩人となって、固い友情の絆を結ぶことになる・・・。そんなお話を聞いた子ネズミたちが大喜びする、<イソップねずみ>が語る「イソップ寓話を物語るシリーズ」の一冊。2025/02/07
ヒラP@ehon.gohon
15
知っているイソップのお話なのに、なんて心地よいアレンジなのでしょう。 ネズミのイソップさんが子どもたちに語るのは、約束を守ること、誰にだってできることはあるということ、そして感謝の言葉の大切さでした。 これならば、そのまま子どもたちのの心にしみていきますね。 絵がそれを後押しするように繊細で表情豊かです。2024/09/22
あおい
15
ネズミを見逃したライオンがそのネズミに助けられる。目に涙を浮かべたライオンのかわいいこと!絵が本当にいい。2023/10/19
退院した雨巫女。
15
《本屋》小さなネズミが、大きなライオンに恩返しをする話。絵が好き。2023/06/29
まるす
13
相変わらず毛並みが素敵。囚われたライオンが可愛い。物語のその後を問うイソップねずみに、不吉な想像をしてしまった。子供ねずみたちの答えは私と違ったいとてもハッピーでよかった。イソップって古代ギリシアの人だったって知らなかった。2024/10/26