出版社内容情報
クラクションがならないくるまは、みんなとちがうことが恥ずかしくて内緒にしていた。友だちは心配して、くるまにラッパをプレゼント。うれしくて鳴らしていたら、クラクションがならないことがばれ、まわりから笑われてしまう。くるまは逃げ出し、友だちと遠くはなれた知らない街へ。そこは、ラッパをならすくるまばかりだったが……。みんなとちがっていても、わかってくれる友だちは必ずいる、と気づかせてくれる絵本。
内容説明
ぼくはくるま。だけど、クラクションがならない。そしたら、ともだちがラッパをプレゼントしてくれた。うれしくてならしていたら、みんなにわらわれて…。まわりとのちがいを気にするくるまが、友だちと居場所を見つけるお話。
著者等紹介
高橋祐次[タカハシユウジ]
1993年、愛知県生まれ。東京藝術大学大学院修了。絵本、イラスト、絵画を制作している。2015年、第16回ピンポイント絵本コンペ、優秀賞。2016年、『山びこくん』で文芸社「第10回えほん大賞」絵本部門にて大賞受賞。第199回ザ・チョイス入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
7
【再読】大人のための絵本2024/11/17
白くま
4
4歳1か月。乗り物好きなので、喜んで何度もよみました。オレンジのくるまくんみたいに育ってほしい。2021/06/14
motoryou
3
再読。 ちがうところを探すのも、同じところを捜すのも、どちらもいいよね。 ちがうのも面白いし、同じなのも面白い。 そうなんだけど、 「おれといっしょだな!」 って言ってもらえるのは、いいな、と思った。 2024/05/09
nago
2
みんなと違うってことに悩む人、みんなと違うからって仲間はずれにする人、力になろうとしてくれる人…それぞれのことを考えました。2021/12/25
NOYUKI
2
ここではないどこかに必ず自分と同じような悩みを持った人がいる。狭い世界の価値観を絶対だと思う醜さもあり。みんなちがってみんないい。陳腐かもしれないけど、正しい。