内容説明
生きることの意味を問う詩。
著者等紹介
小池昌代[コイケマサヨ]
東京都生まれ。詩人。詩集に『もっとも官能的な部屋』(高見順賞・書肆山田)、短編集に『タタド』(題名作品で川端康成文学賞・新潮社)などがある
太田大八[オオタダイハチ]
長崎県出身。絵本作家。小学館絵画賞、講談社出版文化賞絵本賞、国際アンデルセン賞大賞次席など、数々の賞を受賞。絵本に、『絵本西遊記』(サンケイ児童出版文化賞美術賞・童心社)『だいちゃんとうみ』(絵本にっぽん賞・福音館書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
16
いろんな詩人の作品を集めた「絵本」です。 編者の小池昌代さんの思いのこもった作品集です。 それぞれの詩に寄せた解説で、この本が重厚さを増していると思います。 でも、それ以上に太田大八さんの絵に圧倒されました。 詩のそれぞれに、全く異質の絵を合わせて、独自の空間が出来ていて見事です。 太田さんの絵の幅の広さを痛感しました。2022/06/26
ツキノ
10
2007年11月発行。詩人の小池昌代さんが選んだ「絵本かがやけ詩」シリーズの「いきることば」。絵はすべて太田大八さんによるもの。抽象画もあれば、明るい絵もある。まど・みちおさんの「どっさりのぼく」が収録されている。巻末に「小池雅代さんの手紙」と題した感想文的なものがある。「解説」としなかったのがいいと思った。2017/02/25
遠い日
10
子どもにも読める詩の絵本だが、その世界はきりりとして、背筋の伸びたもの。ことばは美しく光る。詩に自分が照り返される。2016/12/01
かっぺ(こと悩める母山羊)
9
☆3歳。詩集を最後まで見て聴いていたことに驚いた。 「むちゅう」という詩の絵が怖いと言い、「け」には笑っていた。 毛が生えたら大人になるんぞ!知っとんのか。 糸井重里「ピアノやめたい」に親に言い出せない子どもだった自分を重ねて、八木重吉「美しくあるく」に親の気持ちを重ねた。 詩を声にだして朗読するのって気持ちが言葉に乗っていく感じがして楽しかった。 子どもがこの手の本を今後も聞いてくれると言いけど。2013/10/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
小池昌代さん編集の詩集。『花 工藤直子』『ぼく 秋原秀夫』『どうしてだろうと まど・みちお』『ピアノやめたい 糸井重里』『むちゅう 稲井剛史』『木はえらい ロジャー・マッガウ(谷川俊太郎/訳)』『つもった雪 金子みすゞ』『パン ジャンニ・ロダーリ(安藤美紀夫/訳)』『け 八木幹夫』『いる 谷川俊太郎』『こうしていよう さくらももこ』『どっさりのぼく 小林純一』『遊び 岸田衿子』『道が一本ありました 江國香織』『朝のパン 石垣りん』『青い炎のように 塔和子』『美しくあるく 八木重吉』『準備 高階杞一』→2019/02/19