感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円盤人
1
72年の作品。アメリカとソ連は、唯一無二の「思考するロボット」を万国博覧会に送り出すため、互いの開発情報に激しくスパイ工作をかける。だが、賢者として生み出されたウィリアムとナターシャは、彼らの政治的思惑を大きく外れ……。今となっては青臭いほど理想主義的な作品だが、自分にはロボットふたりの孤独感が強く胸に迫った。長崎で被爆体験のある老人も登場し、日本とも関係が深い。なぜ人は大量破壊兵器を持ち合い自殺的行為を繰り返すのか、ナターシャの回答はこうである。「合理的にしか考えられない私には、答えることができません」2019/06/14
植田 和昭
0
ロボットを通して東西冷戦の和解を描いた作品。あまりにも楽観的すぎるような。ソ連という国自体がもうないなあ。2015/10/24
llll'
0
.2024/05/26