感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円盤人
2
57年作のジュブナイル。地震予知の特訓を受けたジムたち士官候補生は、分析の結果、海底都市クラタカウに未曾有の大危機が迫っていることを知る。一方謎の人工地震が頻発しており、彼の伯父や親友に疑惑が……? 体裁はミステリ風で、ちょっとしたどんでん返しもあり、読後感はまあまあ。本職の予報士を差し置いて、素人同然のジムたちが分析の最前線に立たねばならない理由がよくわからないが、地震大国ゆえの影響か、ヘンな日本が垣間見えておもしろい(海底都市ナンセイ・ショトウなど)。巻末には簡単な地震研究史もついており、参考になる。2019/05/29
mame0729
1
近未来SF。海底に巨大な都市がいくつか建造されていたり、地震予知がかなりの精度でできるようになっていたりという設定がなかなか良かった。2018/11/14