出版社内容情報
若い高校教師エルンストは、ある日、ドローセルマイアーという旅の人形使いに出会い、その人形劇の魅力にとりつかれてしまう。
小学校高学年以上向き
内容説明
若き高校教師エルンストは、ある日、人形師のドローセルマイアーと出会う。ひとたび彼の人形劇を目にしたエルンストは、その魅力にとりつかれ、不思議な世界に…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
65
偶然出会った人形劇に魅入られ、高校教師の職を投げうったエルンスト。ドローセルマイアーの弟子となり、少しずつ人形を操ることもできるようになる。けれど、その先には人形師としての「壁」が…。ドイツを舞台とした静かなファンタジー。ドローセルマイアーの素晴らしい技の秘密は?ねこ耳人形の正体は?数学教師という現実的な思考の持ち主が、幻想的な世界に囚われていく対比が良い。2015/08/18
イケメンつんちゃ
30
ギリギリでいつも生きていたいから あーあ疲れる 性格の悪い女 歯医者さん10時予約なのに ちんたらぼんたら 雨が降るのに洗濯物を 運転中に小銭の請求 マスクを忘れてくるし 病院はマスク無しはさすがに 自己愛だけは 図書館の今日の返却の棚に アナタは御見栄に 新作と思うほど 美ボディーなアナタ 1997年初刷 思いきり光ってました 木曜日返却の480ページ 一日一善 ふたつの駆け引き いゃーあおもしろかった いゃーあ恐かった トワイライトゾーン ぞくぞくしながら 人形劇なのか 人間劇なのか エンブロイダリー2025/02/17
みーまりぽん
30
「ルドルフとイッパイアッテナ」がデビュー作の斉藤洋さんですが、着想としてはこちらの作品の方が早くからあったそうです。 ほとんどが児童書コーナーにある彼の作品ですが、何冊か読んでる印象では子供向けの姿はしているが・・・というものも多いように思います。ときどき辛口な台詞があったりねー 「できる力があっても、やる気になってくれないとどうしようもない。」と登場人物に言わせ、あとがきではさらに「『やる気はあったが事情が許さなかった』というのは、たいていの場合、言い訳に過ぎない、と私は思う。」と。。 アイタタタ。。2014/06/18
mntmt
23
引き込まれるおもしろさ。ゾクっとした。2016/06/28
辛口カレーうどん
21
何か面白い事ないかなー、が口癖の人って多いのではないかな。自分で行動して見つけないと、向こうから楽しいことはやってこないとわかっていても…。年取るにつれ、なかなか行動に移す勇気がなかったりする。新しい世界に向かう列車に、飛び乗る勇気を持ったエルンストはすごい。2015/12/13