内容説明
みんな、ほんとのところ、あのガラスの塔に感心していたんだ。攻撃した日、塔は太陽に照らされて、でっかいダイヤモンドみたいにかがやいていたっけ…。―黙々とあきびんを積みあげて、なにかをつくっている『へんくつ』じいさん。ブリスたちは石を投げるが…。1989年度フランス青少年図書賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
覚書 『司書と先生がつくる学校図書館』より5年生向け。2021/03/29
ふーちゃん
2
小学生の頃読んだ、感想文コンクールの課題図書。街に住む変わり者のおじいさんが、謎のガラスびんの塔を作っている。そのおじいさんを襲撃するところから物語が始まる…のだけど、こんな話だったっけ!?と思いながら読みました。幼い頃は悪い事でも信念を持って行動する勇気のある主人公に見えたのかもしれないけれど、歳をとるとどうしても突っ込みながら読んでしまう。特に善人ばかりではない世の中になってしまった昨今、この子達の親の立場なら私はどう対応したかな?と考えてしまい、ある意味二度楽しい読書となりました。2017/11/19
まめとら
1
新聞で見て気になり、図書館で借りました。おじいさんと出会い、一緒に作り上げた子供たちは、とても幸せだと思いました。2019/03/04
ゆきち
1
小学生のころに読んで、なんだかとても好きだった本です。
ふたば
1
たしか小2くらいの時に、初めて自分で選んで学校の図書室から借りた本。気に入ったのにそのあとなぜか見つけられなくなって、タイトルも失念して板のだけれど思い出して再読できた。色とりどりのワインボトルで作られたキラキラ輝く塔のイメージが強烈に残っていた以外はほとんど忘れていたのでほぼ初めて読むみたいな気持ちだった。外国の話だと思ってなかったけれど思いっきりフランスの児童書ですね…。南仏の太陽とそれを反射するガラス壜が眩しい。子供をちゃんと人間として扱う大人ってやっぱり魅力的。2014/03/25