出版社内容情報
碧衣はある日、小さなノートを拾った。そこには『妖精リーナの冒険』という物語の冒頭が。続きが読みたくて作者を探すと、いつもクラスでおどけている結奈だった。「面白いはずない」という結奈を説得するため、共感してくれる読者を探す碧衣。動き出した物語の結末をめぐって、二人は言い合いになりかけて…? 転校した親友との別れから、クラスになじめなかった碧衣が、物語を通じて友情を育み、夢を見つける感動の物語。
内容説明
親友の希子が転校する前、けんか別れをしてしまった。そんな碧衣は、ある日、小さなノートを拾う。そこに書かれていたのは、リーナという妖精の物語。続きを読みたくて、作者を探してお願いすると…?偶然の出会いから始まる、友情の物語。
著者等紹介
濱野京子[ハマノキョウコ]
熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)でJBBY賞を、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞
森川泉[モリカワイズミ]
会社員として勤務後、挿画・イラストを描き始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
頼ちゃん
9
本を書く子の話ではなく、本を作る子、というのが面白かった。いろいろな子が出てくるが、嫌な子がいないところも良かったかも。2022/11/23
ツル
2
濱野京子さんの本「ビブリオバトルへようこそ」で初めて出会いたました。その際に沢山のブックリストが掲載されその中から何作品を読み、改めてわたし自身の知識量の少なさと読書量の少なさを知らされました。そこから濱野さんの他作品を読みました。実際にある本の紹介が含まれて物語が進むのは良いのですが、一方で本好きの主人公の設定なのか大人っぽくて理詰めっぽい感じで好きになれませんでした。今回は登場人物の描写も子ども目線になっていて全体的にわかりやすかったと思います。楽しくよめました。偉そうに書評してすみません。2023/01/06
はれちゃん(6年生)
2
お話に出て来る物語りが、良い。最後の終わり方がすきだよ。けっこうおもしろかった。
NM
2
小5の娘の読書感想文の宿題を書くために一緒に読みました。中々読み応えがあって面白かった。クラスメイトの女の子の書く小説を主人公を取り巻くクラスメイト達と創り上げていく過程に引き込まれていきました。2022/01/16
なごみ
0
夏は児童書をやっぱり読みたくなる。2024/07/24