出版社内容情報
あゆは、飼い犬ラッキーのお腹の具合が心配。モモエに手作りごはんのことを教えてもらいます。夏休みの自由研究に「わんこの手作りごはん」をテーマにと同級生から誘われたあゆは、モモエも一緒にと声をかけてけんかに…。自由研究も失敗したり諦めかけたりしますが、獣医さんからアドバイスを受け、仲直りしたモモエと「ラタトゥイユ」作りに挑戦。同級生に披露すると…?食べ物と安全・健康について考える、楽しい友情物語です。
堀直子[ホリナオコ]
著・文・その他
木村いこ[キムライコ]
イラスト
内容説明
あゆは、飼い犬のラッキーのために、モモエから手作りごはんについて、おしえてもらいます。クラスのマイカとシオンから、「自由研究に『犬の手作りごはん』を調べない?」とさそわれたあゆは、ラッキーのためにがんばって…!?食べ物や健康について、楽しく考える、あたたかいお話です!
著者等紹介
堀直子[ホリナオコ]
群馬県に生まれる。昭和女子大学卒業。『おれたちのはばたきを聞け』(童心社)で第十四回日本児童文学者協会新人賞受賞。『つむじ風のマリア』(小学館)で、産経児童出版文化賞受賞。埼玉県在住
木村いこ[キムライコ]
1981年、奈良県に生まれる。イラストや挿画、マンガや立体作品など、さまざまな形で独自の世界を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牛乳🐮
13
飼い犬ラッキーのうんちがゆるいみたい… 愛犬のごはんをきっかけに、それまで接点のなかったあゆ、モモエ、マイカとシオンがいっしょに夏休みの自由研究をすることに。 そうして始まったワンコのごはん研究会は山あり谷あり。でもみんなのワンコを愛する気持ちは同じ。 飼い主の責任、ワンコのごはんについて考えさせられる一冊。2022/01/31
きっちんきりん
9
主人公の父親が魚が好きで「冷蔵庫によくアジが入っている」ので、ペットのご飯にお裾分けしてもらう、といったくだりがあるけれど、アジ一匹300円くらいする今、私なら気前よくあげられないなぁ。 犬への愛情が深い人が多く、寿命が長くなるのはいい事だけど、人間ではない(=本人の意思が測れない)のだなら囚われすぎるのはよくないのかも、と自制もこめて。 主人公の友達の、畑を耕しペットのごはんを作り、父親もいなく兄弟の世話をする女の子。自主的にやっているように見えればいいという問題でなく働き過ぎだと思う。2024/05/16
はるる
9
児童書ですが、犬の手づくりごはんについての説明がしっかりしています。ストーリーもよし、イラストもよし。堀直子さんの犬への愛情が伝わってきます。2022/10/12
池野恋太郎
1
犬を飼ってる家庭の子供に良いと思う。犬によってアレルギーが違うからその辺りをきちんと調べて考えて一緒にご飯を作ると楽しいと思う。大人も読んでほしい良書。2024/03/02
matumoty
1
2021(令和3)年千葉県課題図書、中学年向。大事な家族のラッキー(雑種犬・1歳)の体調を気にして、いろいろな人に教わったり本で調べたりしながら、犬の食事の手作りに挑戦する4年生のあゆ。細かくツッコミたいことはあれど(冷蔵庫の中身を勝手に使ってお母さん怒らないかなとか、料理初心者には難易度高いものが多いとか)これは立派な食育の本だと思う。毎日の食事のことなんだから、原材料とか、ちゃんと見ろよ!というのは、ペットに限った話ではない。毎日手づくりごはんをいただけるなんて、ラッキー、なんと幸せな犬。2021/06/30