内容説明
葵祭りの行列を、とつぜんおそったハチの大群。それをすくったのは、なんと、かわりもののお姫さま。虫が大好きで「虫めずる姫」とよばれる姫は、なぞの金色の虫を追って冒険の旅へ…。京の都であばれようとするばけもの虫を、とめることができるのか…!?元気な姫が大活躍する、スペクタクル・平安ファンタジー。
著者等紹介
芝田勝茂[シバタカツモ]
1981年『ドーム郡ものがたり』でデビュー。『虹へのさすらいの旅』(福音館書店)で児童文芸新人賞、『ふるさとは、夏』(福音館書店)で産経児童出版文化賞を受賞。『真実の種、うその種』(小峰書店)で日本児童文芸家協会賞受賞。東京都在住
小松良佳[コマツヨシカ]
1977年埼玉県に生まれる。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
15
(図書館本)『堤中納言物語』の「虫めずる姫君」が元話。登場人物がとても個性的で面白かったけれど、後半のぶっ飛び様にはビックリ。「虫めずる姫君」のお隣さんが「蝶めずる姫君」とは面白い設定でした。2017/03/10
猪子
8
面白かった!あかね書房のスプラッシュ・ストーリーズは今私が密かに注目しているシリーズです。虫好きのお姫様が虫の知識を使って人を助けたり、自分の窮地を脱したり。姫がすごくいい子なのも好感持てるし、脇を固めるけらら丸やハチ飼いの翁もいい。ドラクエ4のアリーナとクラフトとブライのトリオを彷彿とさせる。2017/07/26
HNYYS
7
図書館本。『堤中納言物語』の虫めずる姫君のことかと思ったが、全く別物でした。しかし、話は展開が早くとても面白かったです。平安時代のちょっとした日常も垣間見えて小学男児も楽しんでました。2020/04/17
はる
4
図書館本。「サラシナ」の作者の虫めずる姫君。元気な元気な、姫というより生活能力の高い女童の冒険?ものがたり。面白いキーワードがたくさんででくるけれど、小学生はどこを楽しむだろう。玉虫千匹飛ぶところは見たい!(スズメバチは嫌だ)2014/03/23
あひる
3
2014年栃木県夏休みスイセン図書(小学校中学年) 元気元気姫ですね。貴族の娘なのにいつも外に遊びに行ってしまう。虫好きっていうのがすごいね。 いろんな昆虫の名前が出てたけどこの時代って居たのかな?? 2014/07/10