出版社内容情報
兵隊は勇敢に闘いますが、いくさが終わると仕事がなくなり銅貨3枚でクビになります。
「仲間がいれば、けちな王様から国じゅうのお宝をいただいてやるんだが」とずんずん歩いて、力持ち、目のいい猟師、鼻息男、早足、周りを凍らせる帽子男の五人と仲間になります。王様に「かけっこの得意なお姫様と競争させてください」と持ちかけた兵隊たちは…!? 読みやすい文章、楽しい挿画がたっぷりの「一人で読めるグリム」最新刊です!
内容説明
勇敢な兵隊は、銅貨3枚でクビになりました。「仲間がいれば、けちな王さまから国中のお宝をいただいてやるんだが」と、力持ち、猟師、鼻息男、早足、帽子男と仲間になります。王さまのお城がある町にやってきた六人は…!?はじめてのグリム!やさしい文章、さし絵もいっぱい、ひとりで読める!低学年向け。
著者等紹介
竹下文子[タケシタフミコ]
1957年、福岡県に生まれる。東京学芸大学卒業。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を、『ひらけ!なんきんまめ』(小峰書店)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を、『なまえのないねこ』(小峰書店)で講談社絵本賞を受賞
こばようこ[コバヨウコ]
1972年、東京都に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。夫のおだしんいちろうとの共作で、第4回ピンポイント絵本コンペの最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいねこ
4
グリム童話に限らず、特異な力を持った者たちが協力して、圧政者に対抗する物語は少なくない。立場の弱いものに唯一できる対抗手段は団結すること。ただそれも、結構難しいことだけど。 2022/10/22
頼ちゃん
2
王さまと九人のきょうだいのようなはなし。2022/09/21
You
1
いいねいいね。例によって若干のうろ覚え感はありつつ、小澤昔ばなし研究所版で読んだときから(想像もいいけど)映像で見てみたいと思っていたので、まず絵に物語の命が吹き込まれたことに満足です。それぞれの場面で家来たちの特殊な力が相手を完膚なきまでにギャフンと言わせるのは気持ちがいい!ざまあごらん!2023/03/08
sugar
0
頭の良いへいたいさんが特技を持った5人を集め6人で力を合わせる!ずるい王様をやっつける。子供達が好きなお話し😊人として大切な部分。絵のタッチと色使いも好きだな。 2024.10月 22冊 合計58冊2024/10/31
gero
0
慧眼です。グリム童話で二番めに好きなのが「六人の家来」でこっちの「六人組世界歩き」の方は存在を忘れていましたが、こうして改めて再話されると面白いですね。異能力ものの元祖だと思うのです。特に帽子を正しくかぶると寒くなる体質は今でも見ないニッチさで絵も映えます。ちなみに一番好きなのは「めっけどり」です。絵本化してくれませんかね。2024/07/24