内容説明
８歳の少女ライラは、色素性乾皮症という命に関わるほどの重度のアレルギーのため、暗くなるまで閉じこもり、太陽からかくれてくらしている。外に出られるのは夜、月明かりの下だけ。ライラは何とかして太陽の光を体で感じようと、一人でいるときたずねてくる二人の女の子たちとある計画をたてるが…。生まれつき太陽の光に対してアレルギーをもつ少女の、詩的で不思議な愛の物語。
著者等紹介
ジョンソン，アンジェラ［ジョンソン，アンジェラ］［Ｊｏｈｎｓｏｎ，Ａｎｇｅｌａ］
ヤングアダルト向けの小説や児童書、絵本、詩集など多数の著書を持つ。コレッタ・スコット・キング賞を二度受賞し、さらに二度オナーブックに選ばれている。オハイオ州ケント在住
代田亜香子［ダイタアカコ］
神奈川県に生まれる。立教大学英米文学科卒業。東京都在住
横田美晴［ヨコタミハル］
岡山県に生まれる。九州産業大学芸術学部美術科卒業。東京都在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
円舞曲
9
タイトルと表紙絵に惹かれて。優しさとユーモアと憧れと真摯さと夜の美しさで胸が一杯になりました。小学校６年生以上～。2012/12/09
春咲 春菜
7
色素性乾皮症を患う8歳の女の子のお話です。 太陽を見ることも光を浴びることもできず、太陽に憧れを抱いている彼女ですが、月の下で遊ぶ楽しさや夜の街へお姉さんと一緒に行く楽しさなど、決して不幸ではないのよと語りかけてくる彼女がとても眩しく写ります。 9歳の誕生日パーティーに、不思議な友人がもたらしてくれた光のプレゼントには驚かされ感動しました！ 幻想的で儚げなんだけれども、心が温まる素敵な一冊です。2018/05/22
エミ
7
図書室で借りました。大変な病におかされながらも、明るく笑顔なライラに胸が熱くなりました。そして、支えてくれる周りの人たち。自分の状況を寧ろプラスに考えているライラの強さは凄いと感じます。中学生くらいにおすすめです。2012/12/17
みよちゃん
6
美しい描写の裏に、太陽光を浴びる事の出来ない病気があり、切なく読んでしまった。2020/11/03
dumpty
5
表紙が素敵ですねぇ。見入ってしまいます。普通じゃない状況を受け入れて普通に接するライラの家族が温かい。2010/08/07
