出版社内容情報
あの世につながるという伝説の井戸を探検にきた悟が出会ったのは、冥界に帰れなくなった迷子のおばけ。心躍るファンタジー!
小学校中学年以上向き
内容説明
おばあちゃんの家の井戸は、「冥界」、つまり「あの世」につながっている!?そんな伝説を聞いたぼくは、「あの世」にいけるドアをさがしに、井戸に入った。ところが、そこにいたのは…泣き虫のおばけだったんだ。
著者等紹介
たつみや章[タツミヤショウ]
1954年、神奈川県に生まれる。明治大学文学部史学地理学科卒業。『ぼくの・稲荷山戦記』で講談社児童文学新人賞受賞。『水の伝説』で産経児童出版文化賞JR賞を、『月神の統べる森で』(以上講談社)で野間児童文芸賞を受賞する。熊本県在住
広瀬弦[ヒロセゲン]
1968年、東京都に生まれる。「かばのなんでもや」シリーズ(リブロポート)で産経児童出版文化賞推薦を受賞。たつみや章氏の作品の挿画で独自の世界・個性的なキャラクターを描き、人気である。東京都在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
覚書 『司書と先生がつくる学校図書館』より4年生向け。 2021/03/28
april-cat
10
『じっぽーまいごのかっぱはくいしんぼう』の文と絵のカップリング再び。なんか読みやすい、活字と絵のバランスの良さは相変わらず。前回はかっぱだったけど、今回は小野篁。紹介したら絶対子どもたちが喰いつくなー(^^;2013/02/09
頼ちゃん
7
「鬼の橋」のイメージで読んだら、もっと下の学年向きだった。でもそれなりに面白かった。たかむらくんがかわいかった。2016/12/08
あんでぃあも
6
その昔お盆の時期京都に行った際、叔母に連れられて六道珍皇寺へ連れて行かれ井戸や地獄の話を聞きました。 地元に帰ってきて偶然この本に出会い子供と興奮しながら読んだのを覚えています。ここからたつみや先生にハマったのですが最近は書かれていないようで、寂しいです。児童書ですが、大人も充分楽しめますよ。
徳浄さん
6
小野篁(802~853)は、伝説ではこの世で役所に勤めながら夜は井戸を通って冥界に行きそこでも役所に勤めたと言われていた。悟が「いつねるの」というくらい、賢くて勤勉であったのであろう。篁が出入りしていたという井戸がお話の中心だ。小学校3年生くらいなら、その辺にある井戸からお化けがでると言えば、すごく興味をもつかもしれない。2016/11/05