出版社内容情報
マガーク少年を中心に、4人の仲間が「少年探偵団」を結成。それぞれの特技をいかして、数々の謎に挑みます。読みだしたらやめられない、少年探偵物語の最高傑作。大ヒットシリーズが、熱烈な読者の要望にこたえ、ソフトカバー新装版として復刊しました! 「あのネコは犯人か?」「消えた新聞少年」「あやうしマガーク探偵団」を加えた4冊が同時刊。
内容説明
こつぜんと消えたキャッチャー・ミット。マガーク少年探偵団が、ミット捜索に乗りだした!容疑者をしぼりこみ、とうとうつきとめた、意外な真犯人とは…!?マガーク少年探偵団の活躍を見のがすな。
著者等紹介
ヒルディック,E.W.[ヒルディック,E.W.][Hildick,E.W.]
ヨークシャー州生まれ。教師などを経て作家となる。トム・ギャロン賞、アンデルセン賞を受賞。「マガーク少年探偵団シリーズ」のほか、「幽霊探偵団シリーズ」(講談社)など多くの作品があり、世界中の子どもたちに愛されている。2001年死去
蕗沢忠枝[フキザワタダエ]
千葉県生まれ。大人向けミステリーから児童書まで、翻訳家として幅広く活躍。日本翻訳家協会の理事も務めた。「マガーク少年探偵団シリーズ」で日本翻訳出版文化賞を受賞。2001年死去
山口太一[ヤマグチタイチ]
福島県生まれ。新聞・雑誌などのまんがで人気を博す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
34
復刊ドットコム。名作を復刊してくれるのは本当にありがたい。私をミステリ好きにし、ミステリに引き戻してくれた作品。元の版でも集めてみたいところですが。。2015/09/22
美月0217
30
これも「図書室のキリギリス」で紹介されていた本・・字がでかい(笑)そっか・・小学生の頃ってこのくらいの字を読んでたのかなと・・マガーク探偵団は読んだことなかったけど、楽しく読めた♪2016/02/02
seraphim
29
読友さんに教えていただいた本。確かにこれは、年ごろ子どもが夢中になりそうな本だ。主人公は、10才の少年たち。行動力抜群のマガーク、知能派のロカウェイ。そしてロカウェイの隣の家に越してきた同い年で、鼻がとても良いウィリー。途中からは、紅一点、9才のワンダが加わり、結成されたマガーク探偵団。初めての事件はウィリーのグローブを探すこと。タイプライターで、探偵団のID(顔写真と指紋入り)を作ってみたり、捜査のために一芝居うったりと、彼らのやることが愉快。シリーズ1冊目なので、次巻も読んでみよう。2015/06/28
ワッピー
21
読み友さんの示唆により。子供のころから背表紙は何度も見ていたものの、手に取ったのは初めてでした。隣に越してきた少年の謎の行動を見守るマガークと語り手ロカウェイ、そして当の少年ウィリーにより「マガーク探偵団」が結成される。10代の少年たちの大まじめな探偵活動に、きちんと向き合おう大人たちもなかなか良いが、後から実力で団に入った少女ワンダも光っています。ウィリーのミット消失事件を、汗と埃と悪臭で解決したカタルシスもまたすばらしい。10歳のオンタイムで読んでいたら、やっぱり探偵団をやりたくなっただろうなぁ。2019/07/06
杏子
20
『図書室のキリギリス』を読んで、気になったので借りて読んでみた。私が子どもの頃は探偵物ではナンシー・ドルーのシリーズなどを読んでいたが、こういう探偵団のノリとはかなり違う。どちらかといえばこれはずっこけ三人組みたいな感じかな。ストーリーはなくなったミットを探せ!ということで、自分も一緒に探偵団に入って推理できる楽しみがある。挿し絵にも魅力がある。登場人物紹介的なIDカード!県立図書館で借りたこの本には、ウィリーのカードの特徴の部分に「でかいはながある」という鉛筆痕があった。きっと楽しんで読んだんだろうな。2020/11/02