出版社内容情報
おくはらゆめさんによる鳥の短編集です。「集」といっても小学1年生にもじゅうぶん楽しめるように、3話収録となっています。小さなはなこが主人公の「スズメのはなし」、まじめなしろさんが主人公の「メンフクロウのはなし」、やまさんと意外な友だちが主人公の「ヤマシギのはなし」。それぞれ、短い物語ならではのおもしろさがキラリと光ります。朝の読書の時間にもおすすめしたくなる、読みやすい1冊です。
内容説明
「スズメのはなし」「メンフクロウのはなし」「ヤマシギのはなし」ふしぎとみぢかな、三つのちいさなものがたり。
著者等紹介
おくはらゆめ[オクハラユメ]
1977年、兵庫県生まれ。絵本・童話作家。『くさをはむ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で日本絵本賞、童話『わたしといろんなねこ』(あかね書房)で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
23
大好きなおくはらさん。新着棚で。スズメのはなこ、メンフクロウのしろさん、ヤマシギのやまさんとオオナマズのぬまたくん。鳥の短編が3話。それらをつなぐのが人間のはなちゃんが描いたペガコーンの絵がいい。どこか、とぼけた雰囲気を漂わせながら、温かい気持ちになれるお話ばかり。お母さんの言葉、素敵♪2021/12/12
mntmt
13
可愛らしく、そして、シーンとした静かさも合わせ持つ、おくはらゆめ。2021/12/08
NakaTaka
8
一枚の子供の絵が風に飛ばされ、その絵でつながる鳥たち(スズメ、メンフクロウ、ヤマシギ)のお話。スズメの話が可愛かった。2023/01/13
まるす
7
とりあえず可愛かった。3つのお話とエピローグ。お母さんがいいこと言う。2025/01/19
遠い日
6
個性豊かな3羽の鳥。すずめのはなこ、メンフクロウのしろさん、ヤマシギのやまさんがそれぞれ主人公の3話。これらの鳥のチョイスがまずすてき。3羽を繋ぐのが人間の女の子はなちゃんが描いた不思議なペガコーン。まるで生きているかのようにはなこ、しろさん、やまさんの前に現れて、彼らの心をくすぐっていく。はなちゃんの知らないところで、ペガコーンは自分の活躍をしたんだねぇ。はなちゃんとお母さんとのやりとりがぐっときます。2022/01/09