出版社内容情報
たねは生命のカプセル。はじけたり、風にとんだり、鳥にたべられたり、子孫を残すための工夫をしらべていく。
小学校低学年~高学年向き
目次
かれ草の下から
たねをはこんだのは、だれ?
こぼれおちるたね
はじけとぶたね
くっついてはこばれるたね
鳥にはこばれるたね
風でとばされるたね(つばさをもつたね)
風でとばされるたね(わた毛をもつたね)
水にはこばれるたね
植物の進化
実とたね
たねからの芽ばえと養分
たねの数のひみつ
発芽の条件
オニユリのひみつ
著者等紹介
埴沙萠[ハニシャボウ]
1931年生まれ。大分県出身。1949年に、作家でシャボテン研究家の龍謄寺雄氏に師事。シャボテンの研究のかたわら、東京農業大学遺伝育種学研究所にて、植物遺伝学を学ぶ。1960年、瀬戸内海の大島(山口県)に移住し、砂漠植物の生態研究を行う。のち群馬県北部の雪降る里に住んで、雪国の植物の生態を撮影している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
1
種の科学絵本を色々読んでいます。こちらの科学のアルバムは素朴ながら、文章で順序立てて説明されているので読んでいて理解がしやすいです。そして、なかなか自分の目で見ることのできない細かい部分までクリアに撮った写真がいっぱいなので、理解を助けてくれます。今回この本で印象に残ったのは、今まではクリスマスの飾り物と思っていたヤドリギの生態と、海水で運ばれても発芽しているココヤシでした。2023/02/01
竜王五代の人
1
弾き飛ばされるタネ、一度喰われることで運ばれるタネ、翼や綿毛で風に乗って飛ばされるタネ、流されるタネ(上流にはどうやって広がるんだ?)、タネのいろいろな広まり方が子供向けの本ならではの分かりやすい大きな写真でよく分かる良い本。2022/05/13