出版社内容情報
森のなかの、落葉や枯木を分解して、もとの空気や水、土にもどして、そうじをしてくれるキノコのふしぎな生態を探る。
小学校低学年~高学年向き
目次
キノコ狩りにいこう
毒キノコに注意!
キノコのからだのつくり
かわった形のキノコ
胞子紋
胞子のまきちらし方
キノコの成長
菌輪
キノコのなかま
キノコの養分のとり方
かわったものにはえるキノコ
生き物の世界
菌類は地球のそうじ屋
有限のものを無限につかうしくみ
キノコのかんさつは身近から
キノコ中毒をふせごう
菌類の利用
著者等紹介
伊沢正名[イザワマサナ]
1950年、茨城県に生まれる。まわりが山やまにかこまれためぐまれた自然環境のもとで育ち、子どものころからキノコ狩りなどをとおして、自然に親しんできた。高校を中退後、登山や自然保護運動に没頭、そのころから写真に興味をもち、キノコやコケなど、自然のかたすみの、あまり知られていない美しさ、すばらしさを追い求めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
85
娘チョイス。色とりどりのキノコの写真だけでなく、解説も魅力。特に印象深かったのは「ヒトヨタケ」。伸び始めて1日で溶けてしまうので「一夜茸」らしい。1日でこんなに大きくなるのかという驚きと、まさか菌糸類のネーミングにそんな儚さを感じてしまうとは・・・という驚きと。ただ、溶けていく途中の写真は、キノコの笠がドロドロした黒い液体になっていっており、儚さなどといった情緒は微塵も感じない。ネーミングの力、おそるべし。あと、地面の下で放射状に成長した菌糸体から、輪のようにひょっこりキノコが生える「菌輪」も面白い。2015/02/15
コージー
8
キノコのことがわかる本。チチタケはよく親父と採りに行ったなあ。ポクポクして美味しいんだ。2013/09/01
ris3901
4
旧版との違いを知りたかったのですが、ページ数が一頁増えているとはいえ中身は同じ様です。冬虫夏草をもっと調べたくなりました。2017/12/03
へへろ~本舗
4
写真が楽しい2016/06/05
ジュースの素
2
小さいから見逃しているけど、キノコ類は凄い働きをしている。毎日膨大に出る自然ゴミを分解して清浄にしてくれている。もしキノコ類が大きかったら魔物のように見える働きや、作用をしているのに気付くのだが。笑 キノコの種類だけでなく、構造や生き方まで詳しく書かれている。2015/10/14