出版社内容情報
多くの天敵とたたかい、卵から美しいアゲハになれるのはほんのわずかです。そのきびしいチョウの世界を観察します。
小学校低学年~高学年向き
目次
春型のアゲハチョウ
産卵
ふ化
幼虫の成長
幼虫の敵
五令幼虫になる
身をまもる
幼虫にたまごをうみつけるハチ
五令幼虫からさなぎへ
さなぎの中の変化〔ほか〕
著者等紹介
佐藤有恒[サトウユウコウ]
1928年、東京都麻布に生まれる。子どものころより昆虫に興味をもち、東京都公立学校に勤めながら昆虫写真を撮りつづける。1963年、東京都銀座で虫と花をテーマにした個展をひらき、翌1964年に、フリーのカメラマンとなる。以後、すぐれた昆虫生態写真を発表しつづけ「昆虫と自然の中に美を発見した写真家」として注目される。1991年、逝去
本藤昇[モトフジノボル]
1937年春、東京都麻布に生まれる。1956年、東京都に勤務する。1967年、多摩動物公園飼育課、昆虫飼育係として転勤。アゲハチョウ科、マダラチョウ科を主とした累代の飼育展示を担当する。1987年、逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピンクのヤドン@どわすれ
2
☆4【科学/生物】春型のアゲハチョウ、産卵、孵化、幼虫の成長、幼虫の敵、サナギ、羽化、リンプンの秘密、アゲハチョウの一年、アゲハチョウを探す、飼育・アゲハチョウの幼虫の育て方/面白かった。セリ科(ニンジンやパセリ)を食食にしているキアゲハの幼虫なら育てられそう。2022/04/03
阿輸迦
2
とあるキャンプ場のセンターハウスにあった。アゲハチョウには、春型と夏型があるとは、知らなかった。2018/08/04
K
1
(2005,486.8)見た蝶について短歌を詠みたいから、名前を知りたいという70代女性と娘さんのレファレンスにより、提示本以外、児童書はどうかと思い図鑑含め何冊かお見せしたところ、この中にある「モンキアゲハ」が似ているとのこと。ただし斑点の大きさと羽の下の赤い模様が違うというので、さらに2冊を取り寄せ。あとはネットで検索したのを見ていただく。雄雌地域年齢によって模様が違う可能性。でもかなりモンキアゲハは近いので生物学的なことは別にしても、短歌は書ける、ということだった。よかった2020/05/30