出版社内容情報
アカテガニの生活を中心に、産卵から親ガニになるまで、脱皮のすがたや、敵と戦うようすなどめずらしい生態も紹介。
小学校低学年~高学年向き
目次
アカテガニのめざめ
アカテガニの食べ物
水辺はカニでいっぱい
身をまもる手段
カニはにん者
カニのかくれが
ハサミとあしを切りおとす
アカテガニのたんじょう
放卵をおえて
カニの幼生
脱皮と成長
アカテガニの冬眠
サンゴ礁のカニ
カニ一族
カニのからだを見てみよう
カニはなぜ横に歩くのでしょう
カニの一生
めずらしいカニのくらし
カニをそだててみよう
著者等紹介
桜井淳史[サクライアツシ]
1946年、東京都に生まれる。1970年、東京水産大学(現東京海洋大学)大学院修士課程を修了。その後、フリーの写真家として、海や川、池沼の生物を中心に撮影をすすめ、月刊誌、学習雑誌、子ども向けの本などで、それらの生活を紹介している
小池康之[コイケヤスユキ]
1941年、東京都に生まれる。幼いころを長野県の豊かな自然の中ですごし、動植物の生活に興味をもちはじめる。1968年、東京水産大学(現東京海洋大学)大学院修士課程を修了。水産学博士。同大学の水族生態学講座に所属し、アワビ類など水産資源生物の生態研究に従事する。その後、フランス・国立海洋開発センター研究員、東京水産大学助教授を歴任。東京海洋大学助教授
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感想・レビュー
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書の旅人
11
わんぱく村の図書館というなら…。そんな拘りから始まり、ひょうたん池の生き物を観察するための図鑑だけを置くつもりが、村全体にまで拡がってしまいました。そうして取り寄せたカニの本でしたが、海のカニが中心でした…。でも、村にいるカニから、世界が拡がり、海のカニにも興味を持ってくれたら…。まぁ、結果オーライということで。 2017/07/29
Sakiko_Mukai
0
×ちょっとrealすぎた2015/05/07
のん@絵本童話専門
0
科学のアルバムは古めかしいシリーズですが、論理的に本文が書かれていて、情報の錯綜しない構成がとても分かりやすいです。イマドキ感はありませんが、一本筋の通った説明文の方が、整理された状態で知識が入ってくるためいいと思っています。分かりやすいのに読み応えのある知識がたくさん盛り込まれています。冬眠、えさの食べ方、身の隠し方、産卵…生態を色々知れて楽しかったですが、特に面白かったのは敵から逃げる時にハサミを切り落とすこと!どのシーンもくっきりとした詳細写真がついていて理解が深まります。2022/08/16