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内容説明
「さむらいのしゅぎょうをしに、みやこにいきたいのです」こしにはりのかたなをさしたいっすんぼうしは、おわんのふねにのり、はしのかいをつかって、川をのぼっていきました。
著者等紹介
山下明生[ヤマシタハルオ]
1937年東京に生まれ、広島県能美島で育つ。京都大学文学部卒業。児童書編集を経て、70年に処女作『かイぞくオネション』(偕成社)を出版。以後、幼年童話、長編創作、英、仏語の翻訳と幅広く活躍し、『海のしろうま』(理論社)で野間児童文芸賞、『はんぶんちょうだい』(小学館)で小学館文学賞などを受ける。2004年紫綬褒章受章。熱海市在住
山本孝[ヤマモトタカシ]
1972年愛媛生まれ。大阪デザイナー専門学校卒。「あとさき塾」「メリーゴーランド絵本塾」で絵本を学ぶ。神戸市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くぅ
21
なかなか迫力ある装丁に惹かれて。息子は一寸法師が鬼の腹で暴れたのが楽しかったみたい。私は最後に"えぇー。息子を役に立たないとか言った親をちゃんと引き取ったんかー。えらいなー。"と思いました。(3歳8ヶ月)2021/02/03
魚京童!
12
まつろわぬ民を成敗して成り上がったのだろう。鬼と言い換えているだけで、この話では完全に人。小判が出てきたって盗んだんじゃん。鬼は何もしていないのに、ただやられる。可哀そうだよね。そして奪われる。鬼から見た世界って大事だと思う。簒奪者でしかない。歴史の正当化。絵本でやっているのだから、現実世界で起きるよねって思う。チャンスを逃すなっていう意味かもしれないけど、人の道から外れてるよね。2020/11/07
あおい
6
表紙の赤鬼は迫力満点だけどどこかユーモラス。お婆さんって41歳だったのね…2020/08/21
遠い日
6
山本孝さんの絵ありき。この濃い絵の迫力で、いきいき動く一寸法師。鬼もたじたじのパワフルな働きに、引き込まれる。2018/04/24
どら母 学校図書館を考える
6
小学校1年生の図書の時間に。いっすんぼうしの、その時々の年齢が明確で面白い。鬼もなぜだか 二匹出てくる。2015/12/15