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内容説明
ももたろうは、こしのふくろにきびだんごを入れて、おにたいじにでかけました。いぬさるきじをおともにつれて、おにがしまをめざしてふねをだしました。ところが…。
著者等紹介
山下明生[ヤマシタハルオ]
1937年東京に生まれ、広島県能美島で育つ。京都大学文学部卒業。児童書編集を経て、70年に処女作『かいぞくオネション』(偕成社)を出版。以後、幼年童話、長編創作、英、仏語の翻訳と幅広く活躍し、『海のしろうま』(理論社)で野間児童文芸賞、『はんぶんちょうだい』(小学館)で小学館文学賞などを受ける。2004年紫綬褒章受章。熱海市在住
加藤休ミ[カトウヤスミ]
1976年北海道生まれ。クレヨンとクレパスを使った独特の画法と迫力あるタッチが魅力。ノスタルジックな風景画や、食べもののリアルな描写が得意で、雑誌にて食堂紹介の連載も経験。創作絵本の製作にも意欲的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
22
息子と一緒にももたろうの歌を歌ってから読み始めました。昔話も息子と繰り返し読みたいと思います。2021/03/21
よこしま
22
改めて絵本での「桃太郎」を再見。山下さんが描いた著書は、いいほうではというのが見解◆絵として描写はありませんが文章で「鬼ヶ島から鬼がやってきて、畑を荒らし、娘をさらい、城の宝物まで盗んでいく」、一応さまになってるかと。この部分がないと鬼を無差別で攻撃するだけの桃太郎になってしまい(苦笑)◆話しの成立は室町時代、書物として出てきたのは江戸初期、明治20年に巌谷小波により書き直したのが定着したそうです。ならば、巌谷氏のを読んでみようかと。◆起源としては諸説の中の一つ、大和政権と吉備国の紛争が元だそうです。2015/04/04
ろくべえ
16
1年生向け昔話ブックトークにて。「鬼の出てくるお話」を子ども達に尋ねながら、予想通り一番声のあがった「ももたろう」の紹介。今回はあえて定番の松居、赤羽コンビの方ではなく、お話と場面展開が低学年にも大変わかりやすく進んでいくこちらのももたろうを取り上げてみた。加藤休ミさんの絵は大人には好みが分かれそうだが、素朴で骨太なタッチがお話にはよくあっている。このシリーズは山下さんの再話のこだわりがあとがきに書かれているのも選書の参考になります。2017/01/23
ヒラP@ehon.gohon
15
大きなきびだんご、気前の良いももたろう、誰もが知っている「 ももたろう」だから、突っ込みどころいっぱいの違和感が次々と出てくるのですが、このお話は、昔話風の書きかえ版です。 そうとわかったら、山下明生さんのオリジナルストーリーと、加藤休ミさんの個性的な絵を楽しむしかありません。 どちらも好きな作家なので、私的には百点満点です。 ただし、読み聞かせするには、あらかじめ解っていないと、みんなが戸惑ってしまうかも知れませんね。2017/08/08
あおい
10
鬼が飲み残した酒を焚火にぶちまけ火柱をあげるなど今まで読んだことないももたろう。鬼の大将はただの酔っ払いだし。裏表紙の桃の横に立つ桃太郎が小さいのに勇ましい顔してる。2023/09/23