出版社内容情報
きつねの子の宝物は、まばゆいほど白い紙ひこうき。うさぎの子とくまの子にないしょで、毎朝とばしていましたが…。
5歳から
★第11回路傍の石・幼少年文学賞
内容説明
きつねの子のひみつのたからもの―、それは、いとこからもらった、まっしろなかみひこうきでした…。たからものの紙ひこうきにたくした、きつねの子の思いをやさしくあたたかく描く。5~7歳向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
30
シリーズ④。大切な宝物。いとこから もらった紙飛行機。とってもよく飛ぶ紙飛行機。これだけは、どんなに仲の良い友達にも貸すことはできない。でも……。きつねのこの心の動きが丁寧に描かれ、一緒に大切なものに気づかされた気分。2019/08/14
gtn
28
独り占めするより、仲間と共感した方が喜びは大きい。更に言えば、友の喜びこそ、わが喜び。宝物は友達だと気付いたからこそ、紙飛行機がどうなろうと構わず、力いっぱい空に放ったのだろう。2022/10/29
nakanaka
14
読み聞かせしました。 自分の大事なたからもの「紙飛行機」を友達にも見せたくない狐の子の話。 すごく共感できました。 しかしながら、最後はみんなで紙飛行機で遊ぶので子供心を理解した良い絵本だと思いました。2015/07/29
遠い日
12
こんすけの何より大切な宝物は、紙飛行機。だいじにして、ひとりで飛ばしては楽しんできたもの。秘密にするほどだいじなもの。きつねの子の紙飛行機への思いは切実で切ないほど。そんなだいじな紙飛行機を友だちといっしょに、思いっきり飛ばすと決めたのは、秘密を打ち明けた開放感もあるだろう。青空をぐんぐん切り裂くように飛んだ紙飛行機の軌跡は、きつねの子の心に鮮やかに残ったことでしょう。子どもの揺れる気持ちの襞が、愛おしい物語。2015/07/03
小夜風
11
【小学校】「きいろいばけつ」のきつねくんのお話♪ホントは「あのこにあえた」が早く読みたいんですが、いつも貸出し中で…。宝物を、お友だちに見せたくないきつねくんの気持ち、よく判る。無くしたり、見つかったり、また無くすんじゃないかとハラハラしたり…。幼い子たちの宝物を巡る気持ちが切なくて愛しくて…♪2013/08/01
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