内容説明
日本敗戦の間近い１９４４年１１月、ゾルゲらとともに絞首台にのぼった尾崎秀実が、獄中の３年間に夫人と愛娘にあてた２３９通の書簡集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わきが
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満鉄やゾルゲ事件について興味を持ち,読んでみました．尾崎秀実が獄中から家族にあてた手紙をまとめた本です．検閲が入った為,政治的•思想的な内容は少なく,妻への家計の配慮,娘の成長の喜び,本の差し入れ願いが主を占めています．その読書量と読書の幅はすごい．タウト,森鴎外,寺田寅彦,徳富蘇峰は読んでみようと思い(´Д` )「学問は人を幸福にはしないかもしれませんが、人としてどうしても必要です」という言葉が印象的でした．2013/08/07
