内容説明
学校給食では、文部省が昨夏、一時凌ぎに作った八二項目のチェックリストにもとづいて機械的な衛生管理が押しつけられたままです。本書はO157事件の解明にとどめず、それを引き起こし拡大する政策・行政・給食システムを検討し、さらに、学校給食を良くする政策的提言をしていくことにつとめました。その意味で、学校給食の実践と運動の到達点を示すものになっています。
目次
第1部 O157事件と学校給食
第2部 臨調・「行革」と福祉・教育の貧困化
第3部 国民・子どもの未来をつくる実践と運動―「教育としての学校給食」の創造
第4部 提言=安全と教育的価値を創造する給食