鎮魂と祝祭のアメリカ―歴史の記憶と愛国主義

鎮魂と祝祭のアメリカ―歴史の記憶と愛国主義

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  • サイズ B6判/ページ数 454p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250970047
  • NDC分類 253.07
  • Cコード C3022

内容説明

アメリカの「公的記憶」が形成される過程を描く政治文化史。ヴェトナム戦没者記念碑設立、南北戦争100周年、建国200周年…。さまざまな国民的記念事業を舞台に普通の人々の記憶と指導者たちの思惑が対立し、やがて接合する。

目次

プロローグ ヴェトナム戦没者記念碑
第1部 現在と過去における記憶
第2部 共同体のフォーラム
第3部 広い地域のフォーラム
第4部 全国的フォーラム
結論 サブカルチャーと支配体制

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

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歴史の浅い移民の国アメリカは、様々な出自を持つ集団を一つの国民であるアメリカ人として統合する必要がある。そのために19世紀後半から20世紀にかけて、全米各地で歴史的トピックを顕彰する盛大なイベントが催され、巨大なモニュメントが建立された。そうやって生みだされたものこそが、在郷軍人会や行政当局が唱える愛国心、庶民が持つ素朴な郷土愛や過去の開拓時代への郷愁、そして移民達のアイデンティティの主張が複雑に絡み合って形成された、”アメリカ人”という意識だったのだ。2010/04/21

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