内容説明
本書は、戦後日本農政について、五年ずつを区切って、それぞれの時期の日本経済、日本資本主義の状況、それぞれの五年間の農政の展開と農民・農村のようす、さいごに、ほぼ同時代史を生きたものとして、それぞれの時期にめぐりあった農民を紹介。
目次
第1章 敗戦の日本と農地改革(1940年代後期)
第2章 日米安保体制成立期の増産農政(1950年代前期)
第3章 農政の曲り角と新農村建設事業(1950年代後期)
第4章 構造政策の本格化―基本法農政(1960年代前期)
第5章 米不足から米過剰―総合農政の登場(1960年代後期)
第6章 稲作減反農政の登場(1970年代前期)
第7章 長びく消費不況下の農産物市場(1970年代後期)
第8章 米問題と競争激化の農産物市場(1980年代前期)
第9章 危機にたつ日本農業(1980年代後期)
第10章 転換迫られる日本農業(1990年代前半期)
終章 農業と自然・国家
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- 香と日本人 角川文庫