内容説明
在欧陸軍武官明石大佐らにより、日露戦争下のロシア帝国内外で展開された日本軍参謀本部の謀略工作はどんな「成果」を生んだか―。ポーランド民族運動の三つの主要な担い手(国民民主派・社会党・社会民主党)に焦点を合わせて、関係者の回想・書簡をはじめ原史料を広く渉猟して精細に検証する。
目次
第1章 「民族連盟」とそのポーランド問題観
第2章 「ポーランド社会党」とその対ロシア政策
第3章 「ポーランド社会党」指導部と日本参謀本部との軍事協力
第4章 「ポーランド王国社会民主党」とロシアの運動との関連
第5章 1904年夏以降
第6章 日本政府の対ロシア外交と参謀本部のロシアに対する情報・謀略活動
感想・レビュー
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- 和書
- 哲学の本質 岩波文庫