近代批判とマルクス

近代批判とマルクス

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784250890383
  • NDC分類 134.5
  • Cコード C3010

内容説明

1843~44年に、マルクスは原理的な理論転換を遂げ、独自の近代批判と唯物論を生成させる。著者はこの過程の考察をとおして、初期マルクスに新たな光をあて、今日の時代的課題とかかわらせてマルクス理論の境位を照射する―気鋭の力作!

目次

第1章 近代の二元主義と〈民主制〉理論
第2章 『独仏年誌』期の理論転換
第3章 『経哲草稿』の思想的境位
第4章 自己意識の哲学の「止揚」
第5章 哲学的問題構成の批判―『フォイエルバッハ・テーゼ』論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

17
1989年初版。フォイエルバッハのテーゼまでの初期マルクスを研究した本です。難しい本でしたが、近代批判(ブルジョア市民社会批判)を行っていく中で、マルクスが古い唯物論から人間的社会ないしは社会的人間を理論構築していく新しい唯物論の発展を学ぶことができます。よく唯物論は人間性がないといわれますが、マルクスは人間疎外の克服や人格論など、すぐれて人間性を豊かにするために唯物論の立場に立っていったのだと思います。この本は原文を重視しているためドイツ語が多々出てきました。ドイツ語ができない僕には辛かったですw2015/01/27

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