内容説明
スターリン時代の負の遺産とたたかいソ連社会の根本的改革をめざすペレストロイカは、いまどのような課題に直面しているか。―長年ソビエト研究にたずさわってきた著者が、ペレストロイカの最新の動向を的確に分析し歴史のなかに位置づける。
目次
第1部 ペレストロイカ―起源・展開・展望(ペレストロイカ;レーニンの政治的遺言;スターリンの路線;30年代システム;ソ連の悲劇;「偉大なスターリン」;フルシチョフ。第20回党大会;「共産主義の全面的建設」;ブレジネフ。「安定」から停滞へ;出番を待つ改革派;新しいものと旧いものとのたたかい;ペレストロイカの道;ペレストロイカは進む)
第2部 ペレストロイカの前夜(規律と秩序のみだれ。ソ連社会の病理;個人の自由。法学者は主張する;経済改革。クラシヴィーリの構想;裁判。ストロゴーヴィチの遺言)