内容説明
南京大虐殺は真実か幻か。その問いへの衝撃的な回答をさらに越えて、日中戦争とは何であったのか、何のために日中それぞれの尊い人命が無数に失われたかを明確に指摘する著。
目次
第16師団進撃のかげに
毒ガス担当兵の日誌
片っぱしから「殺せ」「殺せ」と
「アイヤー」の悲鳴
数百人を焼き殺す
「328名ヲ銃殺シ埋葬ス」
婦女凌辱現場の記録
「3歳の童子も殺した」
「戦闘詳報」と兵士の「手記」と
「1匹余自ら一刀両断」
蹴る、しばく、たたく…
捕虜ハ…片端ヨリ片付クル
脅迫電話、手紙が殺到した
「悪魔」と「人」のあいだ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
6
◆初出は『赤旗』連載(期間不明)、単行本(本書)1987年11月青木書店刊。◆著者(1936-2022)は元日本共産党員で『赤旗』記者。『悪魔の飽食』では森村誠一の共同作業者。◆南京攻略戦におけるの残虐行為に関して第16師団歩兵第20連隊(福知山)の元兵士への聞き取りと新たに発見・公表された陣中資料に基づいて記述。証言・日誌の内容は非常に生々しい。◆1987年7月には元兵士三人が顔出し・実名で資料公開と記者会見。そのうち一名は本書での証言内容について元上官から告訴された東史郎氏。2025/09/12
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