内容説明
経済社会の構造転換は経済学の論題転換をもひきおこしている。マルクス経済学も近代経済学もその理論と方法を鍛え直さずには現実が提起する新しい分析課題をまえに生き残ることはできない。本巻ではこの認識から出発し、かつ各分野の新しい研究動向をふまえ、論争提起的に大胆な試論を提示する!
目次
第1章 構造転換分析と経済理論
第2章 近代経済学の動向と「ポスト・モダン」
第3章 現代技術と人間労働の理論―オートメーション、コンピュータ、情報革命
第4章 生活様式の経済理論
第5章 現代資本主義論と株式会社
第6章 “環境危機”とエコロジー問題の経済理論
第7章 現代社会主義と経済システムの制御