内容説明
青年はどのような可能性をもつているか、人間が発達するとはどういうことか―現代日本の文化的・社会的な状況をするどく分析し、そのなかで成長し生きる子ども・青年・大人の人間形成について、人類史的な視野から考える。
目次
第1部 私生活型合理主義をこえて―現実との葛藤をとおして自分をつくる(人間の生活の豊かさとは;「高度成長」と欲望操作;「低成長」と中流意識;現代青年の虚像と実像)
第2部 変革主体形成の可能性を問う(文化的“危機”と高校生の人間形成;階級的主体の形成と全面的発達)
第3部 人間形成にかんする哲学的考察―疎外論と発達論(対象的活動・発達・形成;発達可能性の客観的根拠;対象的活動における主体と対象の弁証法;対象的世界と個の発達;現代の貧困と全面的発達の可能性)
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- 淡交 - 櫻井俊治句集