目次
第1章 時代をとらえる(遠山茂樹『明治維新』;戸田芳実『初期中世社会史の研究』 ほか)
第2章 変容する国家と境界(吉田孝『律令国家と古代の社会』;佐藤次高『中世イスラム国家とアラブ社会‐イクター制の研究』 ほか)
第3章 みえないものに目をこらす(安丸良夫『日本の近代化と民衆思想』;ジョナサン・スペンス/山本英史訳『ある農婦の死‐十七世紀、中国の現実と夢幻世界』 ほか)
第4章 その先の歴史へ(朴慶植『朝鮮人強制連行の記録』;ナタリー・Z.デーヴィス/成瀬駒男訳『帰ってきたマルタン・ゲール‐一六世紀フランスのにせ亭主騒動』 ほか)
第5章 歴史学を問いつづける(宮崎市定『科挙』;ハーバート・バターフィールド/越智武臣・浅田実・村岡健次・鈴木利章・川北稔訳『ウィッグ史観批判―現代歴史学の反省』 ほか)