内容説明
ポスト共産主義国家の現在と未来。1989‐1991年の変革を経て、彼らはいかにして自由と民主化を実現していったのか―市民教育が果たした役割に焦点をあてながら、東ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、バルト諸国の政治・社会・文化の変容過程を具体的に分析し、今後の方向性を提示する。
目次
序章 社会変革への市民の参加と市民教育
第1章 “並行社会”から市民社会へ―権威主義からの出現
第2章 活動と活動的シティズンシップ
第3章 壁の窪みでの民主主義の学習―東ドイツにおける一つの教育的存在としてのプロテスタント・アカデミーの地位
第4章 ポーランドの市民社会と市民教育
第5章 チェコ社会の転換と成人のシティズンシップ(市民)教育
第6章 リトアニアの成人教育―社会の開放性を育む
第7章 シティズンシップのための言語の学習か―なぜエストニアのロシア語話者はエストニア語を学習するのか
第8章 ジャーナリストとインターネット:誰が誰をコントロールするか―ポスト共産主義リトアニアにおけるジャーナリズムの社会的役割の探求
著者等紹介
不破和彦[フワカズヒコ]
東北大学名誉教授、尚絅学院大学教授/市民教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 女の民俗誌 岩波現代文庫