内容説明
「帝都の御用水」のために「栄えある犠牲」となれ。1932年にそう命じられた旧小河内村は、戦争による工事中断をはさみ、1957年についに水没した。しかし村人たちは共同体の記録を、さまざまな「口伝えの話」として語り継いできた。その一部が、いま初めて文字化された。
目次
第1部 村がダムに沈む前の口伝え(小河内乃郷土伝説)
第2部 村がダムに沈んだ後の口伝え(旧小河内村(峰谷川沿い)
境地区
氷川・日原その他
丹波山村にて)
著者等紹介
渡辺節子[ワタナベセツコ]
東京生まれ。ロシアと日本のフォークロア・口承文芸研究家。現在「不思議な世界を考える会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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