古墳文化の成立と社会

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  • サイズ A5判/ページ数 575,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784250209161
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C3021

内容説明

前方後円墳の出現が社会にもたらしたものとは。画一性・統一性を指向し全国規模で造営された前方後円墳。その墳形・棺槨・葬送儀礼・副葬品の内容を詳細に分析・復元し、古墳時代の政治・経済・文化の実像に迫る。

目次

第1部 古墳文化の地域的特性―奈良盆地(奈良盆地における前期前方後円墳の動態;諸王の割拠―大和・柳本古墳群の構造分析;高地・丘陵・低地の前期古墳と地域性;奈良盆地南西部の古式土師器―太田遺跡における様式予察)
第2部 墳頂部儀礼の成立と棺槨(大形前方後円墳の墳頂平坦面―儀礼空間の整備と変遷;古墳祭祀の画一性と非画一性―前期古墳の副葬品配列から考える;前期古墳の副葬品配列―検討と課題;古墳時代竪穴式槨成立の意義;前期古墳木棺形態の二、三;長持形石棺への収斂;燈籠山古墳埴質枕にともなう棺―伝中山大塚古墳出土資料の再検討)
第3部 鉄刀剣・鉄鏃・腕輪形石製品副葬の背景(素環頭鉄刀考;中平紀年銘大刀をめぐる問題―東大寺山古墳出土三葉環頭大刀の系譜;前期古墳副葬鏃の変化;奈良盆地の石釧と車輪石―類型と傾向;奈良盆地の腕輪型石製品―動向と課題)
第4部 銅鏡副葬の諸様相(銅鏡副葬における諸様相の変化;行燈山古墳出土銅板と大型〓(ほう)製鏡
銅鏡図像小考三題
弩機銘文にあらわれた魏と呉―生産機構・所有形態、また銅鏡生産との関係性)

著者等紹介

今尾文昭[イマオフミアキ]
1955年兵庫県尼崎市生まれ。1974年同志社高等学校卒業。1978年同志社大学文学部文化学科文化史学専攻卒業。現在、奈良県立橿原考古学研究所総括研究員、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おらひらお

2
著者の論文は目をとおしているつもりでしたが未読のものも多かった・・・。2018/10/12

遊動する旧石器人

0
今尾文昭氏の論考30本を補訂し、新稿も加え、4部構成全20章からなる1冊。第1部「古墳文化の地域的特性-奈良盆地-」、第2部「墳頂部儀礼の成立と棺槨」、第3部「鉄刀剣・鉄鏃・腕輪形石製品副葬の背景」、第4部「銅鏡副葬の諸様相」の全4部。章各々で分量も違うが、話が「結論」に至っていない、問題提起で終わるものもある。読みごたえがある量の1冊だが、まるまる全部精読する必要性は感じられない。2014/07/16

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