シリーズ「哲学から未来をひらく」
生きる意味と生活を問い直す―非暴力を生きる哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784250209147
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C3010

内容説明

グローバル資本主義・新自由主義が世界を覆い、人々の生活のすみずみにまで浸透した現代。その矛盾と閉塞をうち破る哲学・思想をきずく。

目次

第1部 暴力の空間を超える(暴力を克服する「政治」的経験について;子どもへの性暴力はなぜ教育問題にならないのか;無期限勾留という暴力―グアンタナモと統治性の現在;戦後日本の「沖縄経験」)
第2部 現実批判の核心(現代における市場批判と搾取批判―福祉国家とマルクス;ラディカル・デモクラシーとマルクス;松田道雄における市民主義の思想的経験)
第3部 生活世界からの文化形成(おとなへの“わたり”の個人化―英国における若年支援政策をめぐって;俺たち、どこにもいられない―若者文化と社会的排除;市民的自立の学校―関係性の再構築;生活世界の袋小路を抜けるために)

著者等紹介

豊泉周治[トヨイズミシュウジ]
1955年生まれ。群馬大学教育学部教授

佐藤和夫[サトウカズオ]
1948年生まれ。千葉大学教育学部教授

高山智樹[タカヤマトモキ]
1975年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

23
この本は第1部「暴力の空間を超える」第2部「現実批判の核心」第3部「生活世界からの文化形成」で構成されています。今日の新自由主義的な社会の変容は、人びとの生活世界を根底から脅かすものだと捉えられています。それは、暴力の論理が戦争のような国家的形態において持続しているばかりではなく、家族のような親密圏も含め、対人関係の破壊として露呈されていると問題提起しています。そうした暴力を超えて、非暴力を生きる文化形成の可能性を考察した本です。難しかったですが、勉強になりました。2015/09/14

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