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哲学から未来をひらく
21世紀への透視図―今日的変容の根源から

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784250209130
  • NDC分類 104
  • Cコード C3010

内容説明

人生の定型の崩壊と「生の形」の変化。ケータイやインターネット普及によるコミュニケーションの変容。そして、親密圏や公共空間の収縮。混沌とした世界の深部を見つめ、未来を眺望する。

目次

第1部 命のつながり―生の形の現在と過去(“薄い生”の現在―大衆的生の変容と夢見る権利;生命をつなぐ・つむぐ―“生命継承性”とその課題;「家族」の未来のかたち―結婚・出産・看取りをめぐる人類史的展望;人類進化における子育て―コストか財産か)
第2部 思いのつながり―コミュニケーションの変容と本質(言語起源論の現在―進化論的シナリオを一八世紀の光に照らしつつ;価値交換としての言語コミュニケーション;メディアとコミュニケーションの現在)
第3部 人のつながり―身体と親密圏と公共空間の遠近法(「次はもう選ばれないかもしれない」という恐怖―人間関係の再帰化と公私の変容;社会的身体性と想像力;“いたみ”の思想―“ポスト形而上学”の時代の唯物論;古代・中世・近代を貫く公共性の変容―アーレントの視点で)

著者等紹介

古茂田宏[コモダヒロシ]
1952年生まれ。一橋大学大学院社会科学研究科教授

中西新太郎[ナカニシシンタロウ]
1948年生まれ。横浜市立大学国際総合科学部教授

鈴木宗徳[スズキムネノリ]
1968年生まれ。法政大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

17
哲学的アプローチから、こんにちの社会問題や生活問題を研究した本です。全三巻。この本は一巻目。全部で三部構成であり、第1部「命のつながり―生の形成の現在と過去」、第2部「思いのつながり―コミュニケーションの変容と本質」、第3部「人とのつながり―身体の親密圏と公共空間の遠近法」です。全体的に難しく感じましたが、中西新太郎「〈薄い生〉の現在 大衆的生の変容と夢見る権利」は、こんにちの子ども・若者が抱く「死にながらの生」が構造改革時代からの社会的剥奪によって引き出されている存在の危機という指摘には納得しました。2015/08/25

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