内容説明
機械の創造は資本‐賃金労働の諸関係をどう変容させたのか。マルクスが描いた産業革命像を実証的に検討し、相対的剰余価値の生産の諸問題を解明する。
目次
生産様式の変革とコンピュータ制御生産様式
生産様式の変革と生産諸関係の変革
生産様式の変革と資本のもとへの労働の実質的包摂
協業の生産様式
分業・マニュファクチュアの生産様式
産業革命と機械制生産様式(紡績機械の創造と自動工場と機械労働;蒸気機関の技術革新と工業での使用(第二の大産業革命)
工作機械の創造と「機械による機械の製造」)
機械制生産様式と熟練の解体・残存―綿工業、化学工業、鉄鋼業、工作機械工業を中心に
著者等紹介
松石勝彦[マツイシカツヒコ]
1934年、大阪に生まれる。一橋大学経済学部卒業、京都大学大学院経済博士課程単位取得。カリフォルニア大学バークレー、ケンブリッジ大学留学。中国南開大学、河南大学、香港中文大学で講義。元一橋大学経済学部教授・大妻女子大学社会情報学部教授。一橋大学名誉教授、中国河南大学名誉教授、経済学博士。専門は経済理論、現代資本主義論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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