内容説明
激動の10年を開発経済から読む。アジア危機再発は防止できるのか。危機後、加速するFTA(自由貿易協定)への動きの背景をとらえ、果たすべき日本の役割を示す。
目次
第1章 『東アジアの奇跡』と開発経済学の新動向
第2章 『東アジアの奇跡』から通貨・経済危機へ
第3章 アジア通貨・経済危機の展開
第4章 アジア経済危機とマレーシアの資本取引規制
第5章 アジア経済危機と輸出指向型工業化戦略の限界
第6章 ASEANとAPEC―アジアの経済発展とアメリカの戦略
第7章 東南アジアの域内経済協力―ASEANの30年
第8章 危機後の東アジアにおける地域経済協力と日本のFTA戦略
著者等紹介
西口清勝[ニシグチキヨカツ]
1944年京都市に生まれる。1974年京都大学大学院経済学研究科博士課程中退。現在、立命館大学経済学部教授
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