シリーズ民族を問う
黄金国家―東アジアと平安日本

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250204005
  • NDC分類 210.36
  • Cコード C3021

内容説明

金を独占し唐物を愛でた国家中枢。激動期の東アジア世界の中で、独占的権益を確保する貿易システムの形成と、「神国」の「万世一系」の王を自認する王権の内実を描く。

目次

序章 「渡来人の王国」から民族複合国家へ
第1章 奈良時代の東アジアと渡来人(東アジアの平和と東大寺大仏;大仏開眼会の国際的風景 ほか)
第2章 九世紀日本と遣唐使(宝亀の遣唐使と「万世一系」;延暦の遣唐使と平城天皇の乱 ほか)
第3章 東アジアの内乱と一〇世紀日本(宇多天皇と寛平遣唐使の発起・停止;醍醐天皇と唐物御覧 ほか)
終章 黄金国家―平安日本(王権の外交権の物質的基礎―蔵人所納殿の黄金;金インゴットの流通と沽価 ほか)

著者等紹介

保立道久[ホタテミチヒサ]
1948年東京都に生まれる。1973年国際基督教大学教養学部卒。1975年東京都立大学大学院人文科学研究科修了。現在、東京大学史料編纂所教授
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