シンポジウム ナショナリズムと「慰安婦」問題 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250203046
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C3021

内容説明

戦後歴史学に突きつけられた挑戦にどう応えるのか。構築主義の立場を掲げる上野千鶴子と、吉見義明・徐京植・高橋哲哉らが、歴史学の方法やナショナリズムをめぐる責任と主体の問題などで激論を闘わす。

目次

第1部 ナショナリズムと「慰安婦」問題―基調報告(「慰安婦」問題と歴史学;ナショナリズムをめぐって―責任と主体)
第2部 パネル・ディスカッション(「日本人としての責任をとる」とは;日本人の当事者性;帝国主義の克服を ほか)
第3章 論争、その後(ポスト冷戦と「日本版歴史修正主義」;「従軍慰安婦」問題と歴史像―上野千鶴子氏に答える;「日本人としての責任」をめぐって―半難民の位置から ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さくま

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すごく勉強になった。理系の研究者に対しこの手の学問領域の人たちは常に自らの視座、立場を揺るがされ続けるのが大変だよなと思う。フェミニズムはナショナリズムを超越できるかという問いは自分の中でも大きなもので、上野千鶴子は「ナショナリズムとフェミニズムは相容れない」としながらも結果としてナショナリズムの批判に終わっているという指摘に頷く。この問いに関しては岡さんの稿が非常に有意義だと感じた。2017/01/05

えんさん(연싼)@読書メーター

0
2年ぶりに再読。「慰安婦」問題に向き合うとき、戦後世代が日本人だから謝らねばならないという論理は、加害性をかえって見えづらくしてしまう。むしろ、謝罪の際に問われることは「謝った自分」というものは、誰に対する謝罪なのかということだ。慰安婦問題は、ジェンダー、国家、帝国主義が複合しているとこのシンポジウムで提起されているが…2015/08/31

えんさん(연싼)@読書メーター

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歴史認識、ジェンダー、そして「朝鮮人」の点から「慰安婦」問題についてのシンポジウムは今後も開いていくべきだと感じた。ただ上野千鶴子さんに対する批判色が強すぎると感じたので、読み直す必要があると感じた。2013/05/21

mnry

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シンポジウム後の四氏の反応がぐっちょぐちょでわかりづらい2010/05/27

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