内容説明
条坊・方格地割と都市認識、都市の住人・ネットワーク…都市構造(空間・社会)の重層性に着目し、新たな都市像を提示。
目次
総論 古代・中世日本都市論の理論と方法
1 都市の見方(都市の成立―古代における集住と統合中枢;中世京都の街路と街区;「惣構」の展開と御土居)
2 都市空間を読む(「前期平安京」の復元;平安京の「かたち」;中世都市の空間構造と空間認識)
3 都市とその住人(中世京都における居住形態と住民結合;中世奈良の郷・郷民・寺僧―鎌倉~南北朝期を中心に;都市共同体と人的結合―法華一揆と祇園会をめぐって)
著者等紹介
仁木宏[ニキヒロシ]
1962年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科助教授。日本中世近世史・都市構造論
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