- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 日本の哲学・思想一般(事典・概論)
内容説明
差異・多様性を認めつつ、対等・平等に生きるには。地球環境・資源の危機、そして「南北」間格差・民族間対立の激化のなかで、人間同士また人間と自然が、共に生きぬく思想・方途を探る。日中共同研究の成果。
目次
第1部 共生概念の探求(共生理念の探求と現代;「和而不同」―共生という意味における普遍的価値;共生理念の社会学的解読;共生とマルクスの物質代謝概念)
第2部 日本と中国における共生思想の展開(共生理念の深化と仏教思想の“参照点としての意義”;「共生」と私的所有―安藤昌益の思想に因んで;共生哲学を構築するために)
第3部 現代における共生の現実化の方向(政治的共生から交換的共生へ―グローバルな連帯のために;環境問題の道徳的反省と中国における道徳の再構築;情報化社会における共生問題―中日現代化と共生理念の現実的可能性;日本と中国における「共生」問題とその現代的方向―「西洋と東洋」問題を中心として)
著者等紹介
吉田傑俊[ヨシダマサトシ]
1940年生まれ。哲学・思想史。法政大学社会学部教授
卞崇道[ビエンチョンダオ]
1942年生まれ。日本思想史。中国社会科学院哲学研究所教授
尾関周二[オゼキシュウジ]
1947年生まれ。哲学。東京農工大学農学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。