内容説明
道徳や表現の自由の問題ではない。それは人権侵害と構造的な性差別の問題だ。ポルノグラフィによる被害の深刻な実態をえぐり、被害者の法的救済とその有効性を示す。
目次
ポルノグラフィと公民権―男女平等の新たな夜明け(公民権の意味;変革の本質;権威と抵抗;社会的目標としての平等;ポルノグラフィと公民権;条例;公民権と言論;一問一答)
男の洪水に抗して―検閲、ポルノグラフィ、平等
性差別としてのポルノグラフィ
ポルノグラフィに対する法的アプローチとカナダ税関に関する声明
著者等紹介
マッキノン,キャサリン[マッキノン,キャサリン][MacKinnon,Catharine A.]
1946年生まれ。フェミニスト法学者。1990年からミシガン大学ロースクール教授。『働く女性のセクシュアル・ハラスメント』(1979年)で、セクシュアル・ハラスメントをはじめて体系的に理論化。『限定なきフェミニズム』(1987年)のポルノグラフィ論は大きな衝撃を与える
ドウォーキン,アンドレア[ドウォーキン,アンドレア][Dworkin,Andrea]
1946年生まれ。フェミニスト作家。1974年の『女性憎悪』でデビュー。その後、『私たちの血』(1976年)、『ポルノグラフィ』(1981年)、『右派の女たち』(1983年)、『インターコース』(1987年)などでアメリカを代表するフェミニスト理論家となる
中里見博[ナカサトミヒロシ]
1966年生まれ。福島大学行政社会学部助教授(憲法)
森田成也[モリタセイヤ]
1965年生まれ。東京都立短期大学非常勤講師(日本経済論)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新橋九段
まあい
偽教授
moriteppei
葛
-
- 和書
- 恋ふらむ鳥は