内容説明
日本・欧米の植民地支配と戦後の政治経済構造との連関をとらえ東アジア成長の枠組みを提示。通貨危機以後も続く成長の基盤を19世紀後半以降の経済過程にさぐる。
目次
序章 ウェスタン・インパクトから高度経済成長へ
第1章 東北アジアの近代化と従属化
第2章 日本資本主義の形成―産業革命を中心として
第3章 東南アジアの植民地化と開発
第4章 中国における資本主義と社会主義―東北の位置に注目して
第5章 日本資本主義の高度化―1930~1970年
第6章 朝鮮・韓国と台湾の工業化―経済の高度化と国民経済
第7章 現代日本資本主義と東アジア
第8章 改革・解放後中国と東アジア
第9章 「東アジアの奇跡」からアジア通貨危機へ
著者等紹介
植村泰夫[ウエムラヤスオ]
1947年生まれ。広島大学大学院文学研究科教授
桜谷勝美[サクラダニカツミ]
1946年生まれ。三重大学人文学部教授
堀和生[ホリカズオ]
1951年生まれ。京都大学大学院経済学研究科教授
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