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僕が妻を殴るなんて―DV(ドメスティック・バイオレンス)加害者が語る

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784250201202
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

目次

序章 男性加害者と出会うまで
1章 誰だって手が出てしまうことはある
2章 自尊心を傷つけられるとカッとなる
3章 僕が妻を殴るなんて
4章 DV克服までの困難な道のり
終章 DVに終止符を打つには

著者等紹介

吉広紀代子[ヨシヒロキヨコ]
1940年、岡山市生まれ。1963年、日本女子大学文学部社会福祉学科卒業。報知新聞運動部記者を経て、1972年、独立。ノンフィクションライターとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nana&qoo

21
リアルのニュースにも多くの小説にも出てくるDV。なぜ弱き者に手をあげるのか。加害者側へのインタビューを基にその心理を書いた本はなかなか見つからないので貴重でした。読んでびっくり。まさか暴力と思っていないとは。さらには自分の行った暴力を過小評価&正当化している姿に驚きました。重い内容で、DV問題の奥深さに慄きながらも、読みやすい構成でした。加害者の兆候もチェックできます。(←娘に教えたい)DV防止法の施行された2001年に出された本著。20年経過して、事態が良くなっている事を願うばかりです。2021/04/23

かなもー

4
被害者の妻側と、加害者の夫側に大きな認識の違いがあることに俄然とする。どうして、守らなければならない女子供に手を出し、言い訳を並べ平然とした顔ができるのか。男性側の根本的な男尊女卑思考も問題だが、精神的に自立できず直情的で忍耐力のない大きな子どものような男の姿に愕然とした。筆者はなるべく中立を保とうと必死だなぁと感じさせる文脈だが、弱いものに振るう暴力は決して許されるものではない。このような現状を知ることによって、自分の身を防ぐしか方法はない。2016/09/26

春猫

1
目次を読んで、地の文が加害者の筆によるものなのかと誤解してしまった。漱石も鷗外も中原淳一も殴る男の文学だが、本音をそのまま書いてあると読むのがきついなと思った。読み終えてみたら、全文著者が書いていたので安心した。目次は直した方がたくさんの人が読めるのではないかと考える。2015/03/08

akubineko

0
DV加害者のインタビューを収録した希有な書だと思う。他人に暴力をふるえば犯罪だけど、パートナーにふるう暴力は、夫婦げんか、加害者、被害者ともにたいしたことではないと、思ってしまう。DV防止法ができても、ジェンダーを解消しないと、DVはなくならないのだろうな。2010/10/22

言いたい放題

0
流し読み2022/05/20

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