出版社内容情報
肖像画が完成し、レオにも画家として認められ幸せの絶頂にあったが、アルテの知らないところで悪意が迫り始めていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
12
年代が特定されたので一応メモ。ローマ教皇ハドリアヌス6世の在位中ということはこの時点で1522〜23年。めっちゃピンポイントやね。病院で死体解剖の許可が出たので見学に行く。「許可が取れたのはレオナルドの威光のおかげ。亡き巨匠の名は偉大だな」アルテの師匠が淡々と言う。それに対してのアルテのリアクションないのね…2020/09/08
新天地
12
迷いが全くないイレーネ。その生い立ちは壮絶で、しかしそれを当たり前として育ってきた者にとってはただの日常であり驚くことなど何もない。ここにきてそんな業の深さを思い知らされることになろうとは。圧倒された。一方、アルテとレオの師弟の関係の変化から目が離せない。だんだんいい感じになってきたけど、アンジェロやダーチャを含めてどうまとまるか予想がつかない。そして、最後はこういう時代の身分の高い人物を登場させれば避けられないと言えば避けられない展開とも言える。みんなに幸せになって欲しいがはたして?2020/01/27
梅みかん
11
イレーネの強さの源泉を見た。 アルテはこのまま師匠の元に今までどおりいられるのかな。2022/02/26
雪見だいふく
11
イレーネ編、肖像画完成で一段落ついたと思ったら、最後にヤバイ展開が。 アルテ、このままでは下手すると命に関わる陰謀に巻き込まれてしまいそう。 聖職者が神より悪魔に仕えているようにしか見えないのは、この時代のデフォルトなのか。2020/01/25
あんず
10
アルテが不器用ながらも真っ直ぐに、誠実に向き合っていく姿にいつも励まされる。人それぞれ普通の定義って違うけど、その違いを受け止めるって難しい。2人の友情が深まってほっこりした。アルテの進む道は偏見とかあってまだまだ大変なことがありそうだけど、周りの人の支えもあるからきっと大丈夫!次巻も期待!2020/01/22
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